全国に誇る独自の農業システム 「宮田方式」

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 宮田村には、耕作放棄地がありません。それは、昭和56年に誕生した「宮田方式」という独自の土地管理制度を採用しているから。「宮田方式」とは、村を1つの農場と考え、村全体の農地の利用計画を作成したうえで、村が土地所有者に地代を払って農地の利用権を得、それを就農者へ貸し出す仕組みです。

 「土地は自分のものだが、土はみんなで生かして使う」という理念のもとに、農地の利用は村長を委員長とする農地利用委員会が掌握しています。全国各地で耕作放棄地が増え、農業の担い手不足が深刻化している現在ですが、宮田村ではすべての農地が無駄なく使われるように村が調整を行うため、耕作放棄地が発生しないというわけです。農地利用委員会と、集団耕作組合の二つの組織、そして農家、村、農協が一体となって、地域農業の振興や支援を行っています。

 また村では、新規就農者の受け入れも積極的に行っています。宮田方式によって、新たに土地を借りて就農する者には村が間に入って不動産の役割をすることで、土地提供者との間にトラブルも発生しません。これは、土地を探して新規就農を希望する人にとっては非常に参入しやすい形かと思います。